穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
どのくらい経っていたのかわからない。

目を覚ますと孝徳が私を心配そうに覗き込んでいた。

「大丈夫か?」

凄く恥ずかしい・・・

あまりにも恥ずかし過ぎてからだの向きをかえようとしたけど、孝徳に阻まれた。

「なに逃げようとしてるの?」

「だって、あまりにも恥ずかしい。ごめんなさい」

「なに、謝ってんだよ」

「だって・・・」

恥ずかしすぎて何も言えない。

「俺は咲希の顔も見れたし、声も聞けたし満足だけど?」

髪を撫でてくれる。

「恥ずかしい」

「今度は覚悟しといてね」

と、ニヤリとしていたずらっ子みたいな顔をした。

でも、孝徳の顔を見る。

今度?

「全てを今日もらったら、罰が当たりそうだから、今度に取っとく。だから、今日からは隣で寝ていい?」

今までキングサイズの端っこと端っこ。

でも今日からは真ん中ですぐ隣にいる。

「眠るまでこうさせて」

と、私をぎゅっと抱きしめてから腕まくらをしてくれた。

私は安心して、すぐに眠りについた。

恥ずかしすぎる初めての夜。

でも私はこころもからだも満たされた夜だった。






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