穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
2時間が過ぎようとした頃には加奈子はかなり酔い、壁にもたれてしまった。

「加奈子、そろそろ帰るよ」

はぁ~

動くことができない加奈子。

私は自分のスマホを取り出し、慎吾君に電話を掛けた。

昔に聞いた番号変わってないといいけど・・・

--もしもし、咲希ちゃん?

繋がった。

「久しぶり、慎吾君」

--ホントに久しぶりだね。加奈子と一緒?

「一緒。短時間で泡盛飲んだから、酔っちゃって、迎えに来れる?」

--会社の近く?

「近く・・・・・」

場所を説明した。

--すぐ行けるから、ちょっとだけ待ってて。

そう言うと通話を終了した。

近くってことはどこかで連絡来るの待ってたのかな?

5分程で慎吾君はお店に入ってきた。

加奈子を連れて、お店の外に出る。

お会計は既に済ませておいた。

加奈子を助手席に乗せて、ドアを閉めると慎吾君が「少しいい?」と、話し始めた。

「迷惑かけてごめんな」

「大丈夫だよ」

「あのさ、加奈子にプロポーズしようと思うんだけど、どう思う?」

プロポーズ?

してあげて、してあげて。

「なんで、私に聞くの?」 

「加奈子って俺と結婚する気あるかな?」

二人して同じこと言ってる。 

似た者同士。

とてもお似合いです。

「どうなんだろうね。私にはわからないけど・・・」

私がとやかく言うことではない。

さっき加奈子から聞いたことには全くふれない。
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