穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
どのくらい経ったのか、私は幸せな気持ちでいっぱい。

「咲希・・・あいしてる・・・」

孝徳の声が聞こえた・・・

「孝徳・・・ときどき、ときどきでいいから今みたいに『あいしてる』って言って」

「ときどきでいいの?」

「ときどきでいい・・・ときどきじゃないダメ・・・」

「どうして?」

「孝徳と一緒にいると穏やかで癒し、だけど、ときどきは言ってほしいの・・・」

「毎日言おうか?」

「ダメ」

「どうして?」

孝徳がカラダを動かし、私はベッドに横たわらせ孝徳を見上げることになった。

「こころがもたない・・・」

「からだじゃなくて?」

孝徳の唇が私の首筋を下から上へと這っていく。

「からだもこころももたない・・・」

私は逃れようとカラダを動かそうとする。

そう思い通りにはいかない。

「咲希」

そう言うと、耳元で極上の言葉をくれた。

「あいしてる」

それだけで、こころが満たされる。

ねぇ・・・孝徳・・・

あなたは私の穏やかと癒し・・・

穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・

あいしてる

どんな時でも、いつも穏やかでいられる。

私を穏やかでいさせてください。

「伝えたい言葉があるの。孝徳・・・あいしてる」

孝徳の首に手をまわし、孝徳の耳元でそう伝えていた。

二人でいることでお互いに穏やかと癒しに包まれ、ときどき、あいしてる。


Fin
2015/07/31
< 181 / 181 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:28

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

こんな私、私じゃない。でも私・・・

総文字数/116,840

恋愛(オフィスラブ)214ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
少し気になる男、 新城卓(しんじょう すぐる) 33歳。 この新城卓を気になる女、 神村美沙(かみむら みさ) 32歳。 気になるもののきっと 彼女がいるだろうし、 まっ、しょーがないって 思っていた。 「ご飯食べて帰らない?」 誘われた。 浮かれている場合じゃない。 「ご飯食べる相手いなくて、 ちょうど良かった」 そんなもんだよね。 ゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜ でも・・・ 「誘ってほしそうだったから」 私が気になっていることに 気づいてる? ゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜ 「相性がいいかって 大切だろう?」 この男は‼ 私はこの男と どうなっていくの? ゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜゜ 会いたいなんて、口にしない。 でも・・・ 新城さんには 言ってしまう・・・ 「会いたいの」 泣きそうになってしまう私。 なんか嫌だ。 こんな私、私じゃない。 2015/08/02~ 前作の主人公と同じ会社の 話になります。 少しだけ、 二人も登場する予定です。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop