イケメン侯爵様とお試し結婚!?
「「えええええっ!?」」

いきなりの事にアマルダの口は開いたまま固まってしまいました。
それは伯爵様も同じ。
2人同じ顔で固まっています。

「その事について義父様は・・・ってあれ?2人ともどうしたんですか?」
「と、突拍子もない話で・・・」
「い・・・いきなり何を言い出すのかと思ったら・・・、いや、ビックリだ・・・」

確かにこの家がどうなるんだろう、って考えてはいたけど。
まさかヴァン様がそんな事を考えていたなんて。
そういう事はちゃんと前もって話してよ!!

「・・・そうか。ヴァン様はそう、思ってくれていたのか」
「はい。勝手な話だとは思いますが」
「勝手すぎます!1人で勝手に考えて・・・!子供は1人では作れないんですよ!!」
「まぁまぁ、アマルダ。あまり怒るな。・・・そうか、ではその時はお願いするかもしれない。自分の娘の子がこのグランベール家を継いでくれるのなら、こんなに嬉しい事はない。しかし、無理をするんじゃないぞ?」
「はい。でも私は最低でも子供は3人欲しいと思っていますから。アマルダにも頑張ってもらわないと」
「なっっっ!!!」

最低でも子供は3人!?
て言うか、今ここでそれを言う!?

アマルダはただ口をぱくぱくさせるだけで、何も話せません。
色んな感情がアマルダを駆け巡って、言葉が出て来ないのです。
そんなアマルダをヴァン様は、笑いながら見ていたのでした。


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