イケメン侯爵様とお試し結婚!?
「アマルダ、明日仕事が休みだから、町へ出掛けてみようか?」
「え?」
「デートしよう。いいお店知ってるんだ。案内してあげるよ」
"デート"
その響きにアマルダはまた赤くなり頬を押さえます。
その様子を見て、また笑うヴァン様。
「・・・何がおかしいんですか」
「くくくっ、いや、見てて飽きないよね。ホント、かわいい」
もう!人のことをからかって!!
人の気も知らないで!
と、怒るアマルダでしたが、やはりヴァン様の笑顔には何も言い返せなくなるのでした。