俺の彼女が照れないんだけど。
__再び現在。



「回想えらくなげーな。

まぁ、俺も死に物狂いで頑張ったんだよ」

「あぁ。懐かしいなぁー」

「時に、昴君。君の回想の中に、一瞬藍の事が好きかもしれないなんて誤解を招く発言があったんだけど。

違うよね?」


「違うよ?違うよ?違うから!
全っ然違うから!

荘士くんの勘違いじゃないかな!?」


「…ふーん。ならいいけど。

俺、お前の好きなヤツ知ってるし。」

「…ん?俺、好きなヤツなんていねーよ?
荘士くんの勘違いは最近益々磨きを上げてきてるね。」

「あっそ。ならいいけど。

それよりさぁ、聞け。

この前、藍が俺の家に来た時、そのままベッドで寝ちゃって、そっからどうなったと思う?その日の藍が超甘えたがりでさ?なんか、母親に怒られて家出てきたとかなんとかで、超スネてんの。
もー可愛くて可愛くて……
でもさぁ、中々照れてくんないんだよなー俺の彼女は。」


俺の立ち位置は、いっつもココなんだネ。
まぁ、でも荘士のその自信満々な顔が見れれば、なんでもいい、かな。




(まさかお前があのクソ猿を好きなんてネ★)by.荘士くん


昴くんの場合2*おしまい
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