わたし、式場予約しました!
「俺」
と一真は言った。

「はいはい」
と他所を向くと、

「後輩も卒業すると、生意気になるなあ」
と言いながら、一真は手帳と今書いた紙を手に立ち上がる。

「よし、もう帰れ」
と強引に玄関に送り出された。

 客に帰れってなんだ、と思っていると、一真は更に偉そうな態度で、

「背が低くてイケメンじゃなくて、運動も勉強もできない奴、探してきてやるから。

 てめー、絶対、そいつと結婚しろよ」
と言う。

 もう、なんなんだ、この人は……と思いながらも、一応、社会人として、

「どうもありがとうございました」
と頭を下げておいた。
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