わたし、式場予約しました!
上司に連れられ、見合いの席に行った。
見合いといっても、最近の、紹介に近いような、簡略的なものだった。
お互いの親も来ないし、改まった格好で会うわけでもない。
……はずだった。
ホテルの中庭で待っていた綾子は、きちんと着物を着ていた。
それぞれを紹介した上司に、
「じゃあ」
とあっさり放り出されたあと、綾子は自分を真っ直ぐ見つめて言った。
「浜野和歩さん。
初めまして。
西島綾子です。
初対面の方に、こんなことを頼むのは申し訳ないのですが。
九月二十日に、私と結婚していただけませんか?」
いや、見合いなんだから、初対面でおかしくないが、と思いながらも、なにがなんだかわからず、突っ立っていると、彼女は言った。
「ひとつ条件があるんです。
海外挙式か、新婚旅行が海外でお願いします」
と。
見合いといっても、最近の、紹介に近いような、簡略的なものだった。
お互いの親も来ないし、改まった格好で会うわけでもない。
……はずだった。
ホテルの中庭で待っていた綾子は、きちんと着物を着ていた。
それぞれを紹介した上司に、
「じゃあ」
とあっさり放り出されたあと、綾子は自分を真っ直ぐ見つめて言った。
「浜野和歩さん。
初めまして。
西島綾子です。
初対面の方に、こんなことを頼むのは申し訳ないのですが。
九月二十日に、私と結婚していただけませんか?」
いや、見合いなんだから、初対面でおかしくないが、と思いながらも、なにがなんだかわからず、突っ立っていると、彼女は言った。
「ひとつ条件があるんです。
海外挙式か、新婚旅行が海外でお願いします」
と。