ラストボーイ










そこにいる人全員が驚いて、
あたしは皆の期待する様な言葉は言わなかった。






あたしの言葉で、

そこで初めてあたしを見る礼ちゃんさえ驚いてた。








「皆も変わらないよ。心配してくれたならそれはありがとう。だけど、こうゆうのって違うんじゃないかな。こんな事されても嬉しくない‥‥。それにどうして礼ちゃんの席あそこなの?」








「そ、それは皆、時田さんを心配したからっ‥‥!」







「これは心配じゃないよ。ただのイジメ。皆も変わらない最低だよ。同じクラスメイトとしてやってきたのに、当事者でもない皆があたしの意見も聞かずにこのやり方は違うんじゃないかな。」







ざわざわしてた教室も、
一気に静まり返って誰も言い返してはこなかった。







だけど、あたしの言いたい事は、

こんな事じゃない‥‥こんな事が言いたくて、

今日ここに来たんじゃない。








「それと‥‥礼ちゃん。」







あたしが言いたかった事。


今日、学校に来た理由。




あたしの気持ち‥‥逃げずに伝えたいから。




< 264 / 316 >

この作品をシェア

pagetop