ラストボーイ











「なに拗ねてんの」





「拗ねてない。」





「じゃあこっち見て」





「嫌だ。」






あたしも頑固だし、
愁ちゃんも頑固だからこんなやり取りは、
大抵愁ちゃんが折れてくれる。




はぁ。と小さなため息を着いて、
あたしの背中におでこを当てた愁ちゃんが言った。







「するに決まってんだろ‥‥言わなきゃ分かんない?」






ん‥‥?んんっ?

い、言わなきゃ分からないに決まってるじゃん‥‥っ!





それより今‥‥なんて言ったの?








「俺のが緊張してるし」






はい?!?!??



< 269 / 316 >

この作品をシェア

pagetop