ラストボーイ
「それ。そうゆうの」
ど、どれ‥‥?顔?
「言ったろ俺も男だって。好きな女のそんな顔見て余裕な訳ないだろ。これでも我慢してんの色々」
そう言うと愁ちゃんは、
髪をくしゃくしゃして肩を落とした。
なんとなく分かったあたしは、
そんな愁ちゃんの姿が可愛く思えて、
体を愁ちゃんの方に向き変えると愁ちゃんの袖を引っ張った。
「あたし愁ちゃんになら何されてもいいよ?」
それが愁ちゃんのスイッチをオンにしてしまったみたいで、
「ばーか」と言って数秒あたしの顔を見た後、
徐々に近付いてくる愁ちゃんの顔。
あと数ミリってくらいのとこで、
愁ちゃんは「顔真っ赤」そう言って唇を重ねた。