ラストボーイ
「芽生ちゃんは愁が来るまでここにいて?あたしはお母さんを連れてうちの病院に行くわ。」
「ママは‥‥大丈夫なんですか?」
「その事だけど、愁から話を聞いて。とりあえず今は早く病院に連れていかないと。分かった?」
「‥‥はい。」
愁ちゃん‥‥ママの体のことで何か聞いてるの?
あたし何も聞いてないのに。
愁ちゃんママが呼んでくれた救急車に、
目を開かないママは呼吸器を付けられて乗せられた。
「芽生!」
「愁ちゃん。」
走ってきてくれたのか、
冬なのに汗をかいてる愁ちゃんは、
心配そうにあたしを見る顔が歪む。