お面妖狐



マジですけど。
治癒能力をなめてもらっちゃ困るね。






「君は…」


『…あのときはすいませんでした。
ちょうどあのときの前にいろいろあって、
乱れてたんです』


「そうだったんだ…。
なんかこっちもごめんね。勝手に連れてこようとして。
ごめん」






人間って、いろいろ種類があるのか。






「総司、総司聞いてくれ!」


「一回呼べばわかるよ」


「あ、すまんすまん。
こいつな!町にも来たことないし、甘味も食べたことないんだってよ!!!
食べてたの木の実なんだってよ!」


「…動物みたいだね」






この二人は似た者同士??

動物って今日二回も言われたよ。






『…だれか来るみたいだね。じゃあ、私はこれで』


「え?!あ、ちょっ!」






開いていた窓から外にでて新撰組の屯所からはなれた。






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