Love Place
そんなこんなで忙しい残業続きの日が続き、やっと金曜日になった。
これで今日残りの仕事を終わらせればやっとゆっくりできる!と朝から気分はルンルンだった。
「おはようございまーす!」
「おはよう」
「どうしたんだ?神崎。随分と楽しそうだな」
「だって今日が終わればもう土曜日ですよ?ゆっくり休めるじゃないですかー!」
「それもそうだな。」
「そうだぞー!今日でこの仕事終わらせたら暫くは楽だぞ~」
「そうですよー!そうだ、朱里。今日はパーっと飲まない?」
「うん、いいね。あそこ行きたいな~」
久しぶりにあの店に行って朱里とも話したいし。
何よりやっとこの疲れる作業を終わらせたんだから今日ぐらいはパッと飲み明かしたいな。
発想はおっさんみたいだけど……。
「いいよ~、じゃあ言っとくね!」
「うん、ありがと。朱里のあの話も聞きたいしね」
「や、何もないって!!」
「怪しいなぁ~」
「何だ?南、顔真っ赤だぞ?」
「まさか彼氏かぁ?」
「お熱いねぇ」
「ち、違いますっ!!」