イジワル同期とルームシェア!?
御曹司をやっつけろ!




翌火曜日、私は元希立案の作戦を実行すべく、終業後本社7階の大ミーティングルームにやってきていた。

営業部がしょっちゅう会議に使っているココ。
私も何度か社内会議のお供で入ったことはあるけれど、終業後ぶらっと訪れるところではない。


「ねえ、本当に大士朗はここにくるの?」


私は疑わしそうに元希に問う。
元希は肩をすくめ「ノープロブレム」と日本語発音で答えた。


「今夜はサッカー中継があるだろ?20時キックオフの。あいつ、それをここにある大スクリーンに映して見るのが好きなんだよ」


元希の指し示すのは、今はくるくる巻かれて天井にひっついているスクリーン。
家の4Kテレビで見た方がいいんじゃないのかな。


「絶対、女子社員を連れ込んで見せたことがあるな。おまえの部屋じゃねーっつうの」


「ね、元希はなんでそんなことまで知ってるわけ?」


大士朗がサッカー好きなのは知っていたけれど、こんな情報は知らなかった。


「一応、俺、仕事上パートナーですから。先々週も仕事切り上げて、いそいそここに入ってくのを見た。今日も来るぞ、たぶん」
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