イジワル同期とルームシェア!?
元希の言葉を信じるなら、大士朗とこれから対面だ。
別れて以来、顔も合わせていない大士朗と。
不安と緊張で胸がいっぱいになる。私、泣かないでいられるかな。
「ほら、それじゃ、カモン!こっちこい」
私のナーバスな気持ちをまるで無視して、元希が呼ぶ。
教室の様に10列ほどに並んだ長椅子の、一番前に腰掛け、自分の膝をポンポンと叩いている。
「ねえ、本当にやるの?」
私は元希の作戦を思い出し、いっそう困惑する。
「当たり前だろ?何のためにここにきたんだよ。俺だって仕事を抜けて来てんだぞ。この後、戻って残務処理だぞ。しかも、薗田大士朗が放り投げるだろう分もな!」
「それはありがたいけど、フツーに会って問い詰めるだけじゃダメかな?」
「バーカ。ギョッとさせることが必要なんだよ。そして、負い目を感じさせるんだ。わかったら、こっちこい!」
だからって、こんなこと……。
私はおずおずと元希に近付く。
別れて以来、顔も合わせていない大士朗と。
不安と緊張で胸がいっぱいになる。私、泣かないでいられるかな。
「ほら、それじゃ、カモン!こっちこい」
私のナーバスな気持ちをまるで無視して、元希が呼ぶ。
教室の様に10列ほどに並んだ長椅子の、一番前に腰掛け、自分の膝をポンポンと叩いている。
「ねえ、本当にやるの?」
私は元希の作戦を思い出し、いっそう困惑する。
「当たり前だろ?何のためにここにきたんだよ。俺だって仕事を抜けて来てんだぞ。この後、戻って残務処理だぞ。しかも、薗田大士朗が放り投げるだろう分もな!」
「それはありがたいけど、フツーに会って問い詰めるだけじゃダメかな?」
「バーカ。ギョッとさせることが必要なんだよ。そして、負い目を感じさせるんだ。わかったら、こっちこい!」
だからって、こんなこと……。
私はおずおずと元希に近付く。