イジワル同期とルームシェア!?







2人前の野菜をすべて1人前のうどんにぶち込んで、ひとり夕食を済ませると、私はシャワーを浴び直しビールタイムにした。

ふはー、ビールうまい。
ビールの爽快感で、飛んでけ、モヤモヤ気分!

贅沢にも部屋の角の部分が大きく窓になっているこのリビング、外は浜離宮が見える。
薄く墨をはいた空を眺め、夏の緑が染まっていくのを見送った。

はー、今度あのあたりに散歩に行こう。もちろん、ひとりで。

ソファに転がり、手足をぐーんと伸ばしてみる。

帰ったら、元希にそれとなく聞いてみよう。
けして、個人的興味ではなく、どんなかたちであれ毬絵さんとの間に想いがあるのなら、私は早々にこの部屋を退去せねば。

毬絵さんがさっきの話を信じたかどうかは別として、いい気分なわけないもん。

エアコンの風を浴びながら、テレビをつけた。
見たことのないバラエティーを見つつ時間をつぶす。だめだ、頭に入ってこない。なんか虚脱感半端ない。
テレビは潔く消した。

代わりにスマホで不動産サイトにアクセス。
新しい部屋を探そう。その方が建設的だ。

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