イジワル同期とルームシェア!?
「夕方、ここに来た時、なんか、アヤが必死にごまかそうとしてるとこが可愛かったって言ってたぞ」
「そりゃ、ごまかすよ!こっちは毬絵さんと元希の間に割って入っちゃったと思ったんだもん!」
毬絵さんには私のごまかしがバレバレだった上、元希の彼女って目で見られていたなんて。
恥ずかしい。
恥ずかし過ぎて、今すぐ毬絵さんトコ走って行って、言い訳したい!
できないけども!
「俺と毬絵さんが付き合ってなくて安心した?」
がっくりとうなだれる私に、元希が麦茶のグラスを片付けながらきいてくる。
「安心した」
思わず反射で答えてしまった。その答えに元希がニヤリと笑うではないか。
私は慌てて言い直す。
「まだここに住んでいてもいいんだって意味でね!変な意味にとらないでね!」
「はいはい」
元希はなにやら上機嫌で自分の部屋に着替えに入っていった。
なんなんだ、あの態度。
それにしても、キスに慌てて、彼女の存在(疑惑)に慌てて……。
私、何やってんだろう。
ひとり空回っていたことが恥ずかしく、私は元希と顔を合わせないように、さっさと自室に引っ込んだ。
「そりゃ、ごまかすよ!こっちは毬絵さんと元希の間に割って入っちゃったと思ったんだもん!」
毬絵さんには私のごまかしがバレバレだった上、元希の彼女って目で見られていたなんて。
恥ずかしい。
恥ずかし過ぎて、今すぐ毬絵さんトコ走って行って、言い訳したい!
できないけども!
「俺と毬絵さんが付き合ってなくて安心した?」
がっくりとうなだれる私に、元希が麦茶のグラスを片付けながらきいてくる。
「安心した」
思わず反射で答えてしまった。その答えに元希がニヤリと笑うではないか。
私は慌てて言い直す。
「まだここに住んでいてもいいんだって意味でね!変な意味にとらないでね!」
「はいはい」
元希はなにやら上機嫌で自分の部屋に着替えに入っていった。
なんなんだ、あの態度。
それにしても、キスに慌てて、彼女の存在(疑惑)に慌てて……。
私、何やってんだろう。
ひとり空回っていたことが恥ずかしく、私は元希と顔を合わせないように、さっさと自室に引っ込んだ。