イジワル同期とルームシェア!?
「おまえにとっては最初からそうなんだよな。恋愛対象外。同期と清廉で楽しいシェアハウスのつもりだったんだろ?だけど、俺には違うんだよ」
元希が苛立たしそうに言った。
「俺にとって、おまえはただの同期じゃないんだよ!」
口調こそ強かったものの、元希の腕の力は消失した。
私の拒絶も恐怖も、元希には耐え難く苦しいものなのだろう。
だらりと降ろされた腕。うつむいて、悔しそうに唇を噛む元希。
私は何も答えることなく、部屋に入り襖を立て切った。
元希は私を好き。
毬絵さんじゃなく、私を好き。
私は?
私は元希を好き?
答えが出ない以上、私は元希とどうにかなるわけにはいかない。
私は、青海元希のことが好き?
心臓が痛いくらい鳴り響いていた。
私は襖に背を預け、ズルズルと座り込む。
元希の気配がリビングから消えるまで、そうして座っていた。
元希が苛立たしそうに言った。
「俺にとって、おまえはただの同期じゃないんだよ!」
口調こそ強かったものの、元希の腕の力は消失した。
私の拒絶も恐怖も、元希には耐え難く苦しいものなのだろう。
だらりと降ろされた腕。うつむいて、悔しそうに唇を噛む元希。
私は何も答えることなく、部屋に入り襖を立て切った。
元希は私を好き。
毬絵さんじゃなく、私を好き。
私は?
私は元希を好き?
答えが出ない以上、私は元希とどうにかなるわけにはいかない。
私は、青海元希のことが好き?
心臓が痛いくらい鳴り響いていた。
私は襖に背を預け、ズルズルと座り込む。
元希の気配がリビングから消えるまで、そうして座っていた。