イジワル同期とルームシェア!?
ここは元希の親御さんの会社のお膝元。
たぶん、今日の主役のひとりであっただろう元希が、こんなところで私とキスなんかしてちゃいけないはずだ。
いつ関係者が通りかかるかわからない。

だけど、やっと絡まった視線をもう外したくない。

甘ったるいチョコレートみたいなキスを終わりにしたくない。

困ったなぁ、離れたくない。
元希もとても離してくれそうもないし。

……うん、しょうがないか。
随分元希のことを待たせちゃったみたいだもんなぁ。

私は自分に言い訳して、とびきり甘いキスに没頭するのだった。








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