私が好きなのは貴方だけ。



黒乃くん、どこだろう?



いつも教室ではお昼ご飯食べてないから

どこにいるか全くわかんない。




私は廊下を忙しく走り回ってた。



そしたら





ドン!!




曲がり角で誰かにぶつかってしまって

私は後ろに尻餅をつく。



「うっ、痛い、。」



ノートを持ってたから

お尻でほぼ体重を支えちゃった〜っ




「わり、大丈夫?」



そしたら手を差し伸べられて

慌てて左手を出した。



って黒乃くん!!!!



黒乃くんは私の左手を掴むと

グイッと引っ張って起こしてくれる。




「く、く、黒乃くん!!!!」


「え?お、落ち着け。どした?

あ、俺の事、探してたの?」



私は黒乃くんの胸にノートを

押し付けた。



それを黒乃くんは受け取って

でも困ったような顔をしてる。



「どうかしたの?」



黙ってノートを見つめる黒乃くんに

私は心配になって声をかけた。



「や、これ、花野井のじゃね?」


「え!私の!?」



私は黒乃くんが持ってるノートを

見せてもらうとそこには

花野井 美羽と名前が書かれている。




「わ〜っ、ごめん!

今すぐ黒乃くんの持ってくるね!!」



ノートが同じだから全く気づかなかった



私は黒乃くんが持ってる自分のノートに

手を伸ばすと黒乃くんがそれを

私が届かない上の位置に上げた。



「え?黒乃くん?」


「これを俺のにする。」


「へ?」



ん?どういう意味?



私は意味がわかんなくて

ポカーンとしてると



「だから、これ間違ってもってきた罰で

俺のノートと花野井のノート

交換するって意味!」


「え!じゃあ私のノートを

黒乃くんが貰うってこと?」


「うん、その代わり俺のノート

あげる。」




な、な、なんでなんで。



黒乃くんの思考回路に

ついていけない。




要するに私は黒乃くんのノートを…




まあ、別に内容同じだから

いいけどさ。


黒乃くん、字綺麗だし。




「もう!柊斗!俺を置いていくなよ!

ってあれ、花野井さんじゃん」



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