自分勝手なさよなら
直ぐに謝ったけれど、正直、私だってそう思ってるところもある。
徳永課長はあんまり謝るな、と言った。
庇ってくれてるのかもしれない。
それが逆に心苦しくて、逃げ出したくなった…
席に戻ってからも気持ちが晴れなかった。

寛子にランチがてら話を聞いてほしかったが、あいにく休みだったので一人で会社近くの公園に出た。

はぁ…
これって慢心ってやつかなぁ。
しっかりしなきゃ…でも徳永課長の顔もたてなくちゃ…

あまり仕事中に電話なんてしないのだが、秀雄のケータイを鳴らす。
「何?」
少しイライラした声で秀雄が出る。
「ごめん、仕事中に…。
今日、早く帰れないよね?」
ほんの少しの沈黙のあと
「今日は徹夜だな…」秀雄が答えた。
「そっか。ちょっと外でごはんでもと思っただけだから。気にしないで、仕事がんばってね!」

電話を切って、掛ける前より落ち込んでいることに気づく。
はぁ…
言い訳になんてならないけど、
私は迷わず、内田くんへLINEを打っていた。

『今日なんかある?』
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