狼さんに喰われたい。
「これ、ミャーが書いたの??」

大神さんは壁に飾っていた『真っ直ぐに生きよ』と書いた掛軸を指差した。


「はい。
向こうで書けばいいので、捨てるつもりなんです。」


「へー。
お母さんに似て上手いね。
捨てるなら頂戴?」


「良いですよ。って、え??」


私が驚くと大神さんは首を傾げた。


「私、母が書道家だって言いましたっけ?」


大神さんの顔が青くなっていく。


「い、言ったと思うよ!!
絶対、言ったね!!」


大神さん、小学生みたいな話し方になってますけど。
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