明日はきっと晴れるから
マスコミは警察の重大な過失として、お父さんのことを厳しく非難していた。
亡くなった容疑者には、若い奥さんと赤ちゃんがいて……。
奥さんが泣きながら『絶対に許さない』と訴えている姿も、テレビで報道されていた。
それを知って、私の気持ちはますます苦しくなった。
「ごめんなさい」なんて言葉じゃ済まないことをしてしまったんだと改めて思い知り、罪の意識に押しつぶされてしまいそう……。
それで、テレビを付けるのはやめたんだけど、何も見なくても騒ぎの大きさはしっかり伝わってきてしまう。
リビングのカーテンの隙間から、そっと外を覗いてみた。
今は夕日がとっくに沈んで、夜の帳が下りている。
それなのに、うちのマンションの出入り口付近には、外灯の明かりに照らされて、カメラを抱えた記者風の人たちの姿を数人確認できた。
あの人たちは全員、私達家族を悪く言う人たち……。
怖くなって外を見るのをやめて、カーテンの内側に引っ込んだ。
すると、インターホンが鳴らされ、その音に反射的に肩をビクつかせてしまう。