番のエージェント
そこで。

「シルフ」

リィはヴィオラを旅客機の天井目掛けて発砲!

《ええっ、私ぃっ?》

この緊急事態に召喚されるとは思っていなかったシルフは。

「霸龍闘を手伝ってあげて…機体を支えてあげて」

《ええぇえぇぇえぇえぇっ?》

リィの無茶ぶりに更に驚く。

「無理言ってるのは分かってるの…でも、霸龍闘の手に皆の命がかかってるの…霸龍闘の力になってあげたいの…お願いシルフ…!」

《うぅぅうぅうぅ…》

他でもないリィの頼み。

そしてリィが慕ってやまない、霸龍闘の事もシルフは好きだ。

《わかった!シルフ、一肌脱いじゃうよぉ!》

シルフは機体の壁を擦り抜けて外に出ると。

《んしょおぉぉおぉおぉおっ》

旅客機の周辺に気流を発生させ、機体を風の力で安定させる。

自然の空気の流れでは本来起こり得ない、まさしく精霊が起こした奇跡だった。

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