あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
「だけど、さっき久しぶりに見た市川さんはすごく大人になってた。一緒に働いていたころは、全然結婚なんてしそうになかった人が、もうすぐパパだもん」
時の流れを感じざるをえない。杜村社長に誘われ、㈱スターシェードに勤務して五年が経つ。
だが、私はひとつも変わっていない。もっと遡って考えれば、修次と別れてからずっと、私の身の上にはまったく変化がないのだ。
ただ年月が過ぎるだけ。
私はなにをやっているのだろう、自分の人生は不毛なのではないかと、時折思わされることがある。
「でもちょっとうれしかったの」
「ん? さっきの男に会えたことが?」
「そうじゃなくて。市川さんね、すごく幸せそうな顔してたから。奥さんをすごく大事にしてて、さっきも妊婦を待たせちゃいけないって気を配ってた。市川さんが家族思いの素敵な旦那さんになっててよかったな、って」
時の流れを感じざるをえない。杜村社長に誘われ、㈱スターシェードに勤務して五年が経つ。
だが、私はひとつも変わっていない。もっと遡って考えれば、修次と別れてからずっと、私の身の上にはまったく変化がないのだ。
ただ年月が過ぎるだけ。
私はなにをやっているのだろう、自分の人生は不毛なのではないかと、時折思わされることがある。
「でもちょっとうれしかったの」
「ん? さっきの男に会えたことが?」
「そうじゃなくて。市川さんね、すごく幸せそうな顔してたから。奥さんをすごく大事にしてて、さっきも妊婦を待たせちゃいけないって気を配ってた。市川さんが家族思いの素敵な旦那さんになっててよかったな、って」