あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
 仕事を終えてマンションに帰ると、即刻それをゴミと一緒に捨てた。
 合法だと言われて買ったものの、持っていては危険な気がしたからだ。

 俺はいったいなにをやっているのだろう。

 この世界でホストをやると決め、何年か過ごしてきたけれど、決して健全だと言えるような生活をせず、稼いだ金をこうしてドブに捨てている。

 こんなのは不毛でしかない。
 その証拠に、俺の心には虚無感しか残っていない。

 それでも俺は、この世界で生きるしかないのだ。


「架。アンタ、ホストを辞めなさい」

 もう何年も音信不通だった凪子さんから、いきなり連絡が来た。
 突然マンションに押しかけてこられ、久しぶりに会うなり真っ先に言われた言葉がそれだった。

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