あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
「今度の休み、どこ行きたい?」
帰り道、歩きながら架くんが唐突に尋ねてきた。
今度のお休みは彼と会う約束をしていただろうか、と思い返してみたけれど、そんな記憶はない。
「えーっと、なにかあったっけ?」
架くんを見上げ、小首をかしげながら笑顔を作る。
約束はしていないよね? などと言えば、さすがにカドが立つのでとぼけてみた。
「まさか忘れてる?! 土曜日は二十九日だろ。自分の誕生日なのに……」
「あぁ!!」
架くんに言われて驚いたのと同時に、自分の誕生日を忘れていたことがおかしくて笑い出しそうになった。
八月二十九日は私の誕生日だ。
八月生まれだから、祖父が“葉月”と命名したのに、それでも忘れていたなんて。
最近いろいろあったし、架くんとも付き合うことになって、誕生日のことなんて頭から消えていた。
帰り道、歩きながら架くんが唐突に尋ねてきた。
今度のお休みは彼と会う約束をしていただろうか、と思い返してみたけれど、そんな記憶はない。
「えーっと、なにかあったっけ?」
架くんを見上げ、小首をかしげながら笑顔を作る。
約束はしていないよね? などと言えば、さすがにカドが立つのでとぼけてみた。
「まさか忘れてる?! 土曜日は二十九日だろ。自分の誕生日なのに……」
「あぁ!!」
架くんに言われて驚いたのと同時に、自分の誕生日を忘れていたことがおかしくて笑い出しそうになった。
八月二十九日は私の誕生日だ。
八月生まれだから、祖父が“葉月”と命名したのに、それでも忘れていたなんて。
最近いろいろあったし、架くんとも付き合うことになって、誕生日のことなんて頭から消えていた。