あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
 修次と付き合いだして一ヶ月が経過したころだった。
 今までキスはしていたけれど、それ以上はまだで……。
 私たちは恋人同士なのだから、こうして結ばれる日が来るのも自然な流れだった。

 付き合って一ヶ月のタイミングが早いのか遅いのか、その基準はわからないけれど。
 大人の付き合いをしていくのなら、絶対に訪れる日。それが今日なのだろうと、このときはそう思った。

 私は恥ずかしくて顔をあげられないまま、彼に手を引かれて部屋に入った。

「葉月、初めてなんだろ?」

 ふたりでベッドに座ると、彼がやさしく私の唇をついばみながら尋ねる。
 大人びた彼に圧倒されながらも、私は質問にコクリと無言でうなずいた。
 彼氏が出来たのは初めてだと伝えていたから、自然と私が処女だとわかっていたのだと思う。

「やさしくするから。なるべく力抜いて?」

 私を怖がらせないよう、彼が壊れ物を扱うように私の腕をさすり、ゆっくりと服を脱がせていった。

< 42 / 273 >

この作品をシェア

pagetop