ガリ勉×メガネ=?
 そりゃそうだよね。
 どんな男子よりも魅力的なレンがそばにいたら、皆、霞んじゃって、意識もしなくなったよ。
 そのレンはあんな性格だし、わたしがなにか思うより早く心のなかにどんどん土足で入ってくる。
 貧血で倒れたの助けてくれたり、重いものは進んで持ってくれたり、先生に襲われそうになったときも、ちゃんと助けてくれた。でも、キスしろとかいうし、ディープキスするし、わたしの胸は見るし、触るし!
 本当振り回されっぱなしで、いつもジェットコースターに乗っているような気分だよ。

「耐性ついたなら、付き合っちゃえばいいのに。もったいない。わたしにもひとりわけて欲しいくらいだよ」

 羨ましいとぼやくあきに苦笑いして、ふと時計を見ると、次の授業の準備をしないといけない時間になっていた。

「五時間目は移動教室だったよね? チャイム鳴る前に行こう」

 机の中をゴソゴソ掻き分けて教科書とノートを取り出し、教室をでた。だから廊下を物凄いスピードで走っている生徒にも気付かなかった。

「うあっ…!」

「‼」

 物凄い勢いでぶつかった。その衝撃で教科書とノートが宙に投げ出される。
 痛い!
 そう感じたときには跳ね飛ばされて、廊下に座りこんでいた。
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