嫌なアイツ





内緒と言われましても…


私がしつこく聞くとアイツは『その時』に成ったらね!

と言った。



あぁ~
罰ゲームって?

一体なんなの!!


凄く恐怖を感じるんですけど…

私の気のせいじゃなくて…



私はとにかく罰ゲームと言うのを試行させない様にしないといけない…

そう思った。



私は電話を切るね。と告げると…



『愛莉からせっかく電話を貰ったのにもう切らないとダメなの?』

と言うアイツに私は明日の朝9時に起きないよ!と言うと…


『ダメ!絶対に起きて貰わないとダメだから明日じゃないねもう今日なんだけど今日の朝8時に電話で起こすから…愛莉解った?』


凄く慌てて言ってるアイツに私がクスクス笑い出すと…


『じゃ愛莉おやすみだね。』


何故か?

電話口で優しい声を聞いて私はあの優しい顔を思い出した。



うん。

と返事をしておやすみなさい。
そう言うと…



『愛莉?何か?忘れてない?』


この質問に私が何も忘れ物なんてないんだけど?
と答えたら…



『普通さ…おやすみなさい翔でしょ?』



…………………。


言えません…


黙ってると…








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