嫌なアイツ




海莉は?…



【凄い御二人とも格好いい方ですね。】


かっ!

かっ!

かいり?


あんた今なんて言ったの!!



私は目を見開き海莉を見た。



私は付き合ってらんない…

そう思ったから海莉に二人の案内を任せ私は作業を始める事にした。


海莉は嬉しそうに返事を返して来た。



私には興味のない人達だから何も気に成ら無かった。


海莉に二人を任せたから後は三人で勝手にやって下さい!

そう思ってた私に…



アイツは背広を脱ぎ腕捲りをして私の所へ来て…


『愛莉さん?何か?お手伝いする事は無いですか?』

と近付いて来た。




私は何も無いので海莉と翼さんの所へ帰る様に言った。



『重たい荷物を運んでるので僕もお手伝いしますよ!』

とアイツは言って納品されたばかりの荷物をトラックから全部、降ろしてしまった…



…………………。



『これで最後ですよね?どちらに置けばいいですか?』



私は…

言葉が何も出なかった…

ただ…

人差し指で場所を指差す事しか…



全部アイツが降ろして運んでくれた…



…………………。







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