嫌なアイツ





私はアイツの服が汚れてるのに気が付きタオルを手渡した。


カッターシャツが汚れてしまったから…



渡したタオルを何を勘違いしたのか?

事もあろう事かアイツは頭に巻き付けてしまった…



????????


私は…

思わずカッターシャツが汚れてしまったから拭いて下さい。

と言い直すと…



『あぁ~別にカッターシャツくらい汚れたって平気ですよ!それより次は何をすればいいの?』

と訊かれた。



私はもう本当に何もする事は無いから海莉と翼さんの所へ行って下さい。

と話をした。




『本当にもうないんですか?』

と聞き直すアイツ…



私はハッキリない!そう言うと…



『解りました。また何か?あったら呼んで下さいね。』

アイツはそう言って奥の部屋にある休憩室へ歩いて行った。



私ははぁ~
と溜め息を吐き…



さっ!
早く作業を終わらせないと…
と意気込み作業を始める事にした。



アルバイトの子達に作業を振り分けし私は生花の水揚げ作業にかかった。




【愛莉ちゃん?】

海莉の呼び掛けに…



何?
と返事を返すと…









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