嫌なアイツ




本当にビックリした



翔の記憶が戻ってた事を私だけが知らなかったと言う事に…


海莉も饗庭さんも聞かされてきっと喜んだはず…



みんな聞いて本当に安心したと思う…



私も安心した。



翔の記憶が戻り…


そしてこれからもう離れる事は無いんだと誰もが思ってたはず…



閉店時間に成り私は片付けの準備を始めて時に翔がカイザーとジュリアを連れ奥の部屋から出て来て買い物へ行くといい出て行った。


袋を持ち帰って来た翔に…



デラックス?
と聞くと…



『当たり!』


翔はそう言って私に袋を手渡した。



翔は本当にデラックスしか買って来ない


何とかの一つ覚えと言う言葉があるんだけど…

本当にそうだと思う



カイザーとジュリアに水を飲ませ翔が持って来た餌をやり私達もご飯を食べる為に扉に鍵を掛け奥の部屋に行きテーブルに袋を置きお茶をだしお弁当を出し蓋を開けた。



デラックスだ…



私がお弁当の蓋を開け笑ってると…



『愛莉は俺の事をバカの一つ覚えって言いたいんだろ?』


翔が言ったので私がまた笑うと…


『お前って本当に正直だよな…』


そう言い翔は笑った





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