嫌なアイツ




私はやっぱりお弁当を全部、食べる事が出来無かった。

翔がまた私の残した物を食べた。



『愛莉?ぼつぼつ海莉ちゃん達の所へ行こうか?』


翔の問いに私はゴミを集め外に出す用意をし翔はカイザーとジュリアの紐を持ち私の鞄を持てくれ部屋を出た。

私も翔の後を追い部屋の電気を切って部屋を出た。

店内のゴミを一つにまとめ袋をくくり扉の鍵と扉を開けて待っててくれた翔に有り難う。といい外に出て扉の鍵を締めシャッターを降ろしまた鍵を掛けゴミをゴミ置き場に置き私は翔の所へ戻った。


『じゃ駐車場まで行きますか!』


そう言って私の手を取り駐車場までカイザーやジュリア達と一緒に歩いた。



駐車場に着き私を車に乗せ私にカイザーとジュリアの紐を持たせ私の足下へ入る様に言った翔に犬達は私の膝に二匹とも乗って来た。



おっ…

おっ…

重たい…



二匹いっぺんはちょっと私にはきつい…


大型犬の部類に入るカイザーとジュリアに私が重い…

そう言うと翔がカイザーを私の足下へ降ろし待て!と命令をしてカイザーはその場でお座りをしたままじっとした。

ジュリアは私の膝に伏せをしたまま動かなかった…





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