嫌なアイツ
家と言っても…
別荘なんだけど…
翔とカイザーとジュリアと私と海莉は家の中に入りリビングに行くと饗庭さんがソファ~に座り顔をこちらに向けて…
「翔!思ってる以上に早く着いたな!」
饗庭さんが言うと…
『おう!高速から降りてナビが的確で正確だったから迷う事もなく真っ直ぐここへ来れたんだよ!』
翔が饗庭さんに言った。
「俺なんか3時間以上も掛かってここに来たんだぜ!来るまで迷子に成るしナビがあって良かったと思ったのに…愛莉ちゃんのナビが良かったんだな!」
饗庭さんが翔に言うと海莉が…
【済みませんね!私は愛莉ちゃんみたいに的確で正確にナビが出来なくて!】
海莉は旦那の饗庭さんにベぇーと舌を出した。
私と翔がその姿を観て笑うと…
【愛莉ちゃん?翔さんの記憶が戻った事は聞いたの?】
海莉の心配そうな顔に私が返事をしょうと思ったら…
『海莉ちゃん?心配させて悪かったね。愛莉には泣かれたけど…もう大丈夫だからって店で話をしたんだよ。』
翔が海莉に言った。
海莉は私に抱き付いて来て…
【良かったね。海莉ちゃん!】
海莉は笑顔で言った