嫌なアイツ
私はドキッとした…
こんな奴にドキッとして心臓の音が速く成るなんて…
有り得ない!!
でも…
私の心臓の音は間違いなく速い…
こいつを私が意識してる?
そう言う事なの?
絶対に有り得ない話なんだから!!
私はアイツから離れ有り難うと頭を下げお礼を言った。
『愛莉さん?一体ここで何をしてたんですか?それにボ~っとして考え事でもしてたんですか?』
その質問に…
私は…
あっ!!
忘れてた!
海莉の事を…
私は慌てて携帯を取り出し海莉に電話を入れた。
待ち唄が流れ…
【愛莉ちゃん?一体どこに居るのよ!】
と受話器から大きな声で怒ってる海莉の声に思わず受話器から耳を離す私…
ごめん…
ごめん…
と謝る私…
今、噴水広場に居る事を伝えると海莉は買い物が終わったから今から行くから!と言って電話を切った。
私はアイツに海莉の買い物に付き合ってたのを忘れてた事を言い助けて貰った事をもう一度、お礼を言った。
その場を離れ様とした私に…
『海莉ちゃんも一緒なら少しお茶でも三人でしませんか?』
と言うアイツ。