嫌なアイツ



『なに?また考え事をしてるの?』


私を抱き締めたまま顎を私の頭につけて言う翔に私は翔と出逢った頃を想い出してと言うと…



『そうそう…。愛莉おばさんに連れられて来たパーティーで知り合って食べ物を凄く美味しそうに食べる子だな!って俺は思ったよ。その美味しそうな食べ方に俺は惹かれたかな?ずっと観てたい…ってね。それから話をしても俺の話を聞いてないみたいだったから俺は絶対にこの女を落とす!って決めたんだよ。だから誰にも盗られたく無かった。愛莉の行く所、行く所に現れてたのも海莉ちゃんのお陰だからね!』


翔の顔は観え無いけど…

あの時のあこ光景が目に浮かんでるんだれう…

笑いながら話をしてるから…



『愛莉がなかなかこっちを向いてくれ無いからプールに行った時も俺はお前にキスしたんだよ。俺の気持ちを解って貰いたくて…。でも何度もキスしてるのに愛莉はちっとも解ってくれ無かったから足の届かない深いプールに連れてってお前をずっと抱き締めて解らせ様としたんだよ。』


翔の大きな大きな溜め息が聞こえ…


『俺がどれだけ苦労したか?愛莉?お前に解る?』


翔は私に言って来たけど…


解る訳ないじゃないの私が…




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