世界を守れそうな6人
(荷物持って行ったついでに、寮母さんに面倒見て貰えるようにお願いしよう)


蛍人が寮に入って行くのを見届けてから、咲も元来た道へと歩みを進めた。

教室にある荷物を取りに行く為に。


自室に戻った蛍人は何もすることなく、ただ2段ベッドの下の方へドサリと寝そべった。
窓から差し込んでくる陽の光を感じながら腕で目を覆い、物思いにふける。


(別に身体がおかしくなった訳じゃないのに……皆心配し過ぎだ。
でもやっぱり気分が悪い。あの笹原さんって人のせいだ、多分)


ぼんやりと思考がなくなって行き、蛍人はそのまま眠りに落ちた。
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