嫌いじゃない。
「ほら先輩。着いたよ。」
扉を開ければ、そこにはいつもと同じ、甘い匂いと店員さんの声がする。
「瑞穂ちゃんいらっしゃい!
って、瑞穂ちゃんの隣にいる…のは…」
頬を赤く染めながら、ここマリーナの店長の真子さんが席を案内する。
「ごゆっくりね〜」
一体何を勘違いしているのだろうか。
そしてしばらく経った頃、私と芹沢が頼んだ抹茶プリンとマンゴープリンが運ばれてきた。
「お待たせ致しました。
こちら抹茶プリンとマンゴープリンになります」