嫌いじゃない。
わざとらしくため息をして、眉に皺をよせた。


「マジ空気読めよ」



「もう遥君の周りうろちょろすんのやめな」



「杏里ちゃんぐらい可愛い子になる努力すれば?」



これだから女子はめんどくさい。
明らかにくっいてきてるのはあっちからだし。



有紗が恋しい。



そう思っていたとき、



「え、えぇ?!どういう状態なわけ?」



有紗がパンをくわえながら、マヌケな顔をして教室に入り近づいてきた。



「あんた何で谷山達と食べてるの?
で、何で遥君と杏里ちゃんが二人きりなの?私がいない間に何があった…」



突然頭を抱え出す。




「有紗うるさーい。その性悪女連れてどっか行きなよ」



ボスがしっしと払ってくるので、すぐさま退散した。



そして質問地獄。



「さあ説明してもらおうか」



「私がただイラついただけ。だから離れた。以上」



「以上。じゃないわ!」



ドスッ


ツッコミながら勢いよくチョップされる。


「痛っ」
< 53 / 69 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop