音ちゃんにお任せ



カフェを出て連れてこられたのは眼科。
言われるがままにコンタクトを作らされ、そのままカフェに戻るとスタッフスペースで由紀子さんに化粧を施されます。

されるがままの私。


ですが、コンタクトのお金、オーナーさんが払ってくださったのです。
本当に、いいんでしょうか・・・。




「よしで来た。あなた、ちゃんとすれば可愛いじゃない」

「え・・・?」




そう言われ、渡された鏡を見ると、そこには別人の私が。
メガネをはずし、ナチュラルメイク。
これが、私なのでしょうか。




「よし。自信を持って。カフェは笑顔が大事よ!ここは、結構アットホームな感じで、常連さんが多いところだから。あんまり肩ひじ張らず落ち着いて頑張ってね」

「あ、ありがとうございます!あ、あの」

「ああ、中村由紀子。由紀子でいいよ。みんなそう呼ぶし。ここはみんな下の名前で呼び合ってるから」

「ゆ、由紀子さん・・・」

「由紀子でいいのに。たぶんタメだよ」

「あ、すみません。クセで・・・。あの、私綾瀬音です」

「音ちゃんね。よろしく」





由紀子さん。
とてもいい人そうです。
私、頑張れそうです!




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