音ちゃんにお任せ
「音ちゃん、楽しんでる?」
私の隣にはオーナーがいて、気にかけてくれているのか声をかけてくれました。
私はジュースの入ったコップを手に持ったままオーナーを見上げる。
少しお酒の入ったオーナーの顔は少し赤いです。
「はい。誘っていただきありがとうございます」
「当たり前だよ。音ちゃんも、もう立派な仲間なんだからね」
オーナーはそう言って笑うと私の頭をポンポンっと撫でる。
思わぬソフトタッチにビクッと体を揺らし、頬を赤らめてしまう。
「お、真っ赤。音ちゃん、こういうの慣れてないんだ?可愛いね」
「や、やめてくださいっ。からかわないでっ」
オーナーはからかうように顔を寄せてくる。
私は両手を顔の前で開きオーナーから逃れようと必死。
「見せてよ。顔隠したら見えないじゃん?」
「あ、あの・・・っ」
面白がられてます!
オーナーの顔が見れません。
わわわわ・・・っ。