【完】わたしの恋のキューピッド
呼ばれた気がして振り向くと
一見女の子と見間違えてしまうほど
かわいい顔をした飯塚先輩が
5冊ほどの本を抱えて立っていた。


「い!飯塚先輩!!こんにちは!!」


言うと、飯塚先輩は睨みつけるような表情で
「静かにしろ・・・」と言い、私の隣の席に座った。


「す、すいません・・・」


「もういいよ、それよりその本・・・」


「あ、飯塚先輩が見てるドラマの原作本、
読んでみようかなって・・・」


「ふーん?後で、話聞かせて」


「え?あ、はい・・・?」


図書館だから静かにしたいのか
すぐに話は終わったけど、
また後で話が出来ると思うと嬉しかった。


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