元カレには彼女がいる。でも好きで仕方ない
「え…っ……?//」

バチっと合った目。
赤く染まる頬を隠したくて俯いてしまったわたしを見て涼くんは言った。

「咲良可愛いね。」

涼くんの言葉に、
真っ直ぐ見つめてくれる瞳に…
期待は膨らむ一方でさっきまでの不安も携帯電話の鳴り響く音も気にならなくなっていた。


帰り道…
繋いでくれている手をギュッとして、
わたしも想いを伝えた。


「わたしも涼くんのこと好き…//」


「俺のそばにいて!」


ぐっと抱き寄せられて、
そっと触れた唇が熱い。


わたしだけの涼くんになってくれる日が来ることを信じてもいいよね?
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