ほたるの初恋、消えた記憶
誠也さんはあんな父親でも、自分の父親を見捨てる事は出来ないと言った。


これからも父親の側で生きて行くと言う。


祐吾は自分の好きな道を進めば良い、兄のして二人の事は応援しているから。


なんだか悲しくなった。


誠也さんは幸せになれるのかな。


その後誠也さんは仕事があるといって帰っていった。


「ほたるが泣くと俺も辛くなる。」


だってこんなの悲しすぎるよ。


「誠也さんも幸せになってほしい。」


祐吾がありがとうと言った。


今日はバスで旭山動物園へ行く。


最後の北海道を楽しまなくちゃ。


ベットの上に茶封筒があり、中を見ると祐吾からの手紙が入っていた。


誠也さんは処分したと言ったのに。


「兄さんは親父に処分したと嘘をついて、隠してあったんだろ。」


じゃ、どうして処分したと言ったのだろうか。


兄さんはちょっと意地悪をしたかったんだよ。


又、又、意味が分からない。


祐吾、分かるように説明してください。


ほたるには難しい問題かもね。


ますます分かりません。

















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