幼なじみはアイドルの先輩
「おはようございます」


「ダルいの?ライブの方がキツいと思うけどなあ」


か弱い女の子たちに冷たい言葉を浴びせる。


「そんなんじゃないよ。さっきハチに追っかけられて大変だったから……ねえ」


薫らしくない言い訳だな。


華澄もうっちーも不自然に頷いてるだけだ。


……まあグダグダしてる暇あるなら、早く自宅に向かいなさいだよね。


合流して杏の自宅マンション前まで来て、目の前にハチが通り過ぎていった。


「でしょ!?今年は多いんだよ」


薫のドヤ顔を見る必要はないので、先頭を切って進み、エレベーターで上がってきた。


いつものようにインターホンを押す。


「…………だれ〜」


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