幼なじみはアイドルの先輩
左手に力をかけてないように見える。


ちょっとのことで激痛が走ってしまうのかもしれない。


「指は大丈夫?」


「薫さん、指は何とも。その分手のひらがね……」


何か言いかけて歯を食い縛った。


痛み止め飲んでもこんな調子だから、ケガした当時はかなりやばかったんだろう。


「でも、よかった!マジでよかった!みんな心配してたんだからね」


うっちーは嬉し涙を流してた。


自分で泣いて、自分のハンカチ出して涙を拭き取ってる。


「東子ちゃんが取材受けたから、私もこの後ラジオ前に取材受けて、ラジオでは少し一部始終を話します」


やっぱり仕事に行くのか。


ダメ元で行くなって止めても聞かないんでしょうね。


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