幼なじみはアイドルの先輩
私たちは愛結の遺影を前に手を合わせた。


劇場と愛結の実家で手を合わせるのは気持ちが全く違う。


元気だった頃の愛結と私らなりの青春してたなあって。


クールにダンスしてる愛結の遺影見てるとそう思ってくるよ。


…………ちょっと込み上げてきちゃうな。


「遠いところすみません。さ、どうぞ」


テーブルと座布団がセッティングされ、温かいお茶と和菓子が用意されてた。


「ご主人は?」


「本当ならお目にかかれるはずだったんですが、部下の方がお得意様との交渉がまとまりかけてるとのことで、同行して決着をつけると言って……すみません」


「いえいえ。みなさん生活が第1ですから」


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