幼なじみはアイドルの先輩
焦げた肉をタレをつけて食べてみたが、いくら神戸牛でも美味しさは感じなかった。


黒ウーロン茶で紛らわすしかないよね。


「梓はソロ志望なんだ」


「うん。早くひかるみたいに歌いたいなあって」


やっぱり追い求めるのはひかるってことね。


「ソロの夢を語る前にまずは10周年のイベントを成功させないとね。だから、まだまだお世話になりますよ」


「こちらこそお世話になります。真面目な話ばっかりして肉全然焼いてないよ」


「あたしお腹すいてるからまだまだ頼むよ。総帥ついてきてよ」


「…………美味しいから頑張れそうだよ」


梓は卒業しても大食いのアーティストとして長生き出来そうだね。


神戸の夜はまだまだ終わらない。


私の胃袋が徹底的に鍛えられるよ。


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